レンズテスト

2006年春、コニカミノルタのデジタル専用のレンズ、AF DT ZOOM 18-200mm F3.5-6.3(以下DT ZOOM)を購入。広角が撮れるようになりました。が、望遠側はかなり以前に購入した、空気の透明感、ピントが合ったときのシャープな描写、ボケの滑らかさなどで定評の有るGレンズのひとつ、High Speed AF APO TELE ZOOM 80-200mm F2.8 G(以下APO TELE ZOOM)が有り、これと画質的にどう違うか気になりましたのでテストです。テストの際の露出モードはどちらもAUTO、ホワイトバランスもオート(AWB)、撮像感度はISO200に統一。画質はエクストラファイン(JPG)。手ぶれ補正ON。ズームのテストですので、わざと被写体から離れて撮っています。手持ちです。レンズの値段としては、 APO TELE ZOOMの方が定価で3倍高価でした。


AF DT ZOOM 18-200mm F3.5-6.3

High Speed AF APO TELE ZOOM 80-200mm F2.8 G

APO TELE ZOOMで撮影(110mm 1/320秒 F3.2)

DT ZOOMで撮影(150mm 1/125秒 F6.3)

焦点距離が110mmと150mmと違うのは、同じ値でもAPO TELE ZOOMの方が大きく写るからです。これはデジカメの無かった時代のレンズとデジタル用のレンズの仕組みの違いと言うことでスルーします。絞りがF3.2、F6.3ということで、後ろのボケ具合が違います。それよりも色味が違うのが痛い。DT ZOOMの方が全体が黄色がかっていて、空気の透明感が欠けている感じです。黄色味を多く含む草花だとこの傾向にあるようです。花の赤みを含め、実際と近いのはAPO TELE ZOOMの方です。DT ZOOMで黄色味の多い草花を撮るときは、色温度設定(ホワイトバランスの設定)を変えるかした方がいいかもしれない。僕が、JPGで撮影しているというのも有りますが、出来ることは、撮影時に済ませておく、というのが基本でしょうから。あと、撮影時にホワイトバランスのブラケット撮影、という方法も有りますが、コンパクトフラッシュの容量の事や、後のPCへコピー、画像の比較選択・削除が面倒というのも有り、僕は行っていません。現状でも、絞りを変えた画像、露出を変えた画像を撮っているので、そちらの選択、削除で手一杯です。

 

レンズテストpage2→

 

Copyright(C) 2007 Ayrton All rights reserved.